コンプライアンス違反を起こす人とはどんな人?│罰則を受けないために原因を潰そう

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コンプライアンス違反を起こす人はどんな人が多い?

コンプライアンスとは日本語でいうと、法令遵守と訳されます。
コンプライアンス違反とはつまり、法令遵守違反ということですね。

法律、ルールを守れない、守らないことを指します。

そこで、どういった人が問題を起こすかと言えば、
悪意がある人、というよりは知らないだけ、軽んじているだけということも多いです。

みなさんもありますよね。車の運転中に50km制限の道路を50km以上で走行したこと。
これも立派なコンプライアンス違反です。とは言え、それで捕まることはありませんよね。

「ちょっとこれくらいいいだろう」
「みんなやってるし問題ないよね」

というような心理状態の方が違反を起こしやすいのではないでしょうか。

よく言えば能天気、悪く言えば考えなしというような人ですね。

ちなみに最近ではコンプライアンスという言葉が拡大解釈されていて、
企業倫理であったり、社会的なルールを守ることも含まれています。

会社経営の方はなかなか大変な時代だと思います。

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違反事例│法令違反は企業が罰則を受けることに

一口にコンプライアンスといっても、種類はさまざまです。
企業間の問題であったり、従業員への対応であったりと多種多様に渡ります。

競争関係

カルテル、入札談合、取引先制限、市場分割、差別対価、差別的取扱、不当廉売、知的財産権侵害、企業秘密侵害、贈収賄、不正割戻
などなど企業間の正当な競争関係を乱すものですね。

消費者関係

有害商品、欠陥商品、虚偽広告、誇大広告、悪徳商法、などです。
昔であれば泣き寝入りしかないような案件も最近では少なくなってきたような印象があります。

投資家関係

内部者取引、利益供与、損失補償、作為的市場形成、相場操縦、粉飾決算
こちらはインサイダー取引や仕手などですね。
粉飾決算などは公開情報(IR)などを信じて取引している投資家には大きなダメージを与えます。

従業員関係

労働災害、職業病、メンタルヘルス障害、過労死、雇用差別、プライバシー侵害、セクシャル・ハラスメント
となっています。
他の関係以上に複雑な様相を呈しています。

労災などは危険現場ではつきものでしょうし、職業病なども同一です。
最近ではハラスメント(パワハラやモラハラ、セクハラなど)はどこの会社も厳しいです。

経営者の方はアタマを悩ませる問題ですね。

地域社会関係

工場災害、環境汚染、産業廃棄物不法処理、不当工場閉鎖、計画倒産
工場災害などはよく、花火工場などが大変なことになっていますよね。

環境汚染、産業廃棄物不法処理などはお互いに切り離せないでしょうね。
工場から出る汚水をそのまま下水になんていう話は昔聞きましたね。

政府関係

脱税、贈収賄、不正政治献金、報告義務違反、虚偽報告、検査妨害、捜査妨害
一番ありえるのは脱税でしょうね。
今の日本国では他の部分は政治家への献金で事済みそうです。

国際関係

租税回避、ソーシャル・ダンピング、不正資金洗浄、産業スパイ
租税回避行為としてはamazonが有名ですね。法人税をほとんど払っていないというのは有名な話です。
最近になってようやく払い始めたという話も聞きましたね。

地球環境関係

環境汚染、自然破壊
こちらは狭義では地域社会関係と同じですね。
工場なら産業廃棄物を適正に処理する。無理な開発はしないということですね。

 

通報できない企業体質が原因の一端かも

従業員関係が主ですが、内部通報制度があったとしても活用できない企業が少なくありません。
コンプライアンス違反を早い段階で処理するためというのに、通報者が悪者扱いされることが多いです。

内部通報制度を運用するさいは、
通報者がわからないこと、通報自体がわからないことが肝心です。

もしも、通報部屋みたいなものがあれば、そこに入っていった段階でバレてしまいます。
誰でもいつでも通報できる制度づくりが会社に求められるものではないでしょうか。

そういった内部で止める制度づくりをしていないと、
状況が飛んで気づいたら公的機関が調査に入るなんてことにもなりかねません。

 

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ちなみにコンプライアンス違反を英語でいうとNon-compliance

コンプライアンス違反を英語にすると、Non-compliance
そのまま言えば、法令遵守に非ずという感じでしょうか。

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